2025/10/11 00:04

【プロが教える】冷水解凍の正しい方法|旨味を逃さず美味しく解凍するコツ

冷凍食材を解凍するとき、「電子レンジだと加熱ムラが出る」
自然解凍では時間がかかる」と感じたことはありませんか?
そんなときにおすすめなのが、
プロの現場でもよく使われる 「冷水解凍」 です。

この方法をマスターすれば、肉・魚・煮込み料理などを 旨味を逃さず、
驚くほど美味しく解凍 することができます。
この記事では、プロの視点から「冷水解凍のやり方」と
失敗しないポイント」を詳しく解説します。



冷水解凍とは?

冷水解凍とは、冷たい水(約15〜20℃)を使って
食材をゆっくりと解凍する方法です。
冷蔵庫内より温度が高く、
電子レンジよりも穏やかなため、
細胞を壊さずに水分を保ったまま解凍できます。

プロの厨房では、肉や魚の質を落とさないために、
ほとんどのシェフがこの方法を採用しています。



冷水解凍に必要なもの
• 真空パックまたは密閉袋入りの冷凍食材
• 大きめのボウルまたは鍋
• 冷たい水(15〜20℃)
• 必要に応じて氷(夏場や室温が高いとき)



冷水解凍の正しい手順

① 食材を袋のまま水に入れる

袋を開けずに、真空パックのまま冷たい水に浸します。
直接水が触れないことで、旨味や調味液が流れ出るのを防ぎ、衛生的に解凍できます。

② 水をたっぷり注ぎ、全体を沈める

食材全体がしっかりと水に浸かるよう、ボウルや鍋にたっぷりと水を注ぎます。
※水温が20℃を超えると細菌が繁殖しやすくなるため、必ず冷たい水を使うこと。

③ 途中で水を交換する

約30〜60分ごとに水を交換しましょう。
水がぬるくなると温度が上がりすぎ、品質低下の原因になります。
氷を数個加えると、水温が安定してより理想的です。

④ 完全に解凍されたらすぐ調理へ

中心まで柔らかくなったら解凍完了。
この時点で常温に長く放置せず、
すぐに調理または冷蔵保存するのが鉄則です。

お召し上がりまで時間がある時は
冷蔵庫で解凍してから調理してください。